
米国の展示会は正しく使えば一気に商談を作れる場です。一方で、出展費だけで数十万円以上かかり、準備を誤ると「名刺を配って終わり」になります。まず費用構造を理解し、そのうえで「出る前」と「出た後」に投資することが費用対効果を分けます。
食品・消費財なら、専門食品のFancy Food Show(ニューヨーク/ラスベガス)と、自然・オーガニック製品のExpo West(アナハイム)が代表格です。たとえば2025年のSummer Fancy Food Showには59カ国から約2,500の出展者、約8,100人のバイヤーを含む3万人以上が来場しました。バイヤーが集まる場所に出ることが第一条件です。
Fancy Food Showのブースは会員価格でおおよそ1平方フィートあたり49ドル。10×10フィート(約9㎡)の標準ブースで約4,900ドルが出発点で、角ブースは割増になります。ここに装飾・什器・輸送・渡航・宿泊・人件費が加わり、初出展の総額は数百万円規模になることも珍しくありません。「出展費」だけで判断しないことが大切です。
展示会は「きっかけ」を作る場であって、商談を決める場ではありません。集めた名刺は放置すればすぐに冷めます。フォローの体制まで含めて計画してはじめて、出展費が投資として回収できます。