
米国の展示会は、うまく活用すれば短期間で多くの商談機会を作れる場です。一方で、出展には大きな費用がかかり、準備が不十分だと「名刺を配って終わり」になりかねません。
まず費用の構造を理解し、そのうえで「出展前」と「出展後」に力を入れることが、費用対効果を左右します。
食品・消費財の分野では、次の2つが代表的です。
たとえば2025年のSummer Fancy Food Showには、59カ国から約2,500の出展者が参加し、約8,100人のバイヤーを含む3万2,000人以上が来場しました。自社の商品を扱うバイヤーが集まる展示会を選ぶことが、第一の条件です。
出展料は、ブースの面積に応じて決まるのが一般的です。標準的な10×10フィート(約9㎡)のブースでも、出展料だけで数千ドル規模になり、角のブースなどは割増になります。
これに装飾・什器・輸送・渡航・宿泊・人件費が加わるため、初出展の総額が数百万円規模になることも珍しくありません。出展料だけで判断しないことが大切です。
展示会は「きっかけ」を作る場であり、商談をまとめる場ではありません。集めた名刺も、放置すればすぐに関係が冷めてしまいます。フォローの体制まで含めて計画して初めて、出展費を投資として回収できます。
出典:来場者数等はSpecialty Food Associationの発表(2025年7月、TSNN等の報道)より。出展料は年度や会員区分によって異なるため、最新の出展要項でご確認ください。