抹茶・日本食材

米国の抹茶ブームをどう商機に変えるか|市場と販路の作り方

2026.07.17
抹茶

抹茶は、いま米国で最も勢いのある日本発の食材の一つです。カフェのラテから小売、ECまで需要が広がる一方で、供給が追いつかず価格は上昇しています。

ブームを一過性で終わらせず商機に変えるには、市場の実態と、供給が限られる中での売り方を押さえておく必要があります。

数字で見るブームの実態

2025年の日本の緑茶輸出量は12,612トンで前年の約1.4倍、輸出額は721億円で前年の約2倍となり、過去最高を更新しました。

輸出額の8割以上を、抹茶を含む粉末状の緑茶が占めています。国別では米国が最大の輸出先で、輸出額は293億円でした。抹茶が緑茶輸出全体をけん引していることがわかります。

なぜ品薄なのか

抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の生産量は、2024年に5,336トンと10年前の約2.7倍に増えました。それでも茶の生産量全体から見れば一部にとどまり、急増する需要には追いついていません。供給を増やしにくい理由もあります。

  • 茶の生産者の減少と高齢化が続いている
  • 石臼で挽ける量は1時間に数十グラム程度とされ、加工能力に限りがある
  • 2024年の記録的な猛暑の影響で、2025年春の京都などの収穫が落ち込んだ

需要が伸びる一方で供給はすぐには増えず、価格は上がっています。2025年5月の京都の碾茶の入札では、1kgあたり8,235円と、前年の約2.7倍に高騰したと報じられています。

販路の作り方

  • カフェ・飲食店:ラテやデザート向けに、味と色が安定した業務用グレードを継続して供給する
  • 小売・専門店:産地(宇治・西尾など)や等級を明記し、贈答用や自宅用の棚を狙う
  • EC・D2C:背景にある物語や点て方まで伝え、ブランドとして直接ファンを作る

品薄の時代の差別化

供給が限られる局面では、「安定して届けられること」そのものが価値になります。等級や産地の透明性、有機JASなどの認証、そして欠品させない供給体制が重要です。

ブームに乗って安売りするよりも、品質と信頼で選ばれる関係を築くことが、長く売れ続ける近道です。

出典:輸出量・輸出額は農林水産省「お茶をめぐる情勢」(財務省貿易統計をもとに作成)より。碾茶の生産量と入札価格は、2025年7月の海外報道(業界団体の発表を引用)より。

「届かない最後の一歩」
米国現地から支援します

戦略が固まっていない段階でも構いません。
まずは現状の課題をお聞かせください。

まずは相談する

ラストマイル

「米国進出の最後の一歩」を埋める現地パートナー

サイトマップ

お問い合わせ

© 2026 ラストマイル(Last Mile USA). All rights reserved.